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脊椎すべり症とは

人間の背中には背骨があります。専門的には、この背骨のことを「脊椎」と呼びます。脊椎は全部で24個あり、腰の部分の脊椎のことを「腰椎」と呼び、この「腰椎」は5つあります。

みなさん、本やネットで腰痛に関する様々な病名を目にしていることでしょうが、病名がとても混乱していることはご存じのとおりです。ここではっきりさせましょう。

「脊椎すべり症」=「腰椎すべり症」です。

上に記したように、24個ある脊椎のうち、腰の部分にある5つの脊椎を腰椎と呼ぶのです。したがって、脊椎すべり症であろうと腰椎すべり症であろうと、同じ病気のことを言っているのです。

「じゃあ、腰の部分ではない、例えばもっと上のほうにある脊椎がすべったら、それは何と呼ぶの?」というツッコミが聞こえてきそうです。そういう特殊な例は、私の守備範囲を超えているので、明確なお答えはできませんが、ただ、脊椎が「すべる」のは、ほとんどの場合(ほとんどすべての場合)、腰の部分に起きます。したがって、「脊椎すべり症」=「腰椎すべり症」と理解して問題ないと思います。実際、整形外科の先生も、整体の先生も、みんな同義語として使っていますから。