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腰椎すべり症の手術

腰椎すべり症と診断された人のうち、手術を行う人の割合は、約2割〜3割程度と言われています。手術を行う人は、当然のことながら、相当痛みの程度が激しい人に限られます。

具体的には、間欠跛行(かんけつはこう)といって、歩いているとしびれや痛みで歩行が困難になるけれど、しばらく休むとまた楽になって歩けるようになる症状などが出ている人です。こういう人は、日常生活を送るのさえ困難になってしまうからです。

腰椎すべり症の手術では、すべった腰椎によって圧迫されている脊柱管を削り、神経の通りをよくしたり、あるいは、患部に金属をあてがって固定し、神経の圧迫をなくしたりします。

とはいえ、かなり症状が激しい人でも、手術だけは嫌だという人もいます。こういう人は、それなりの対策を行うことで、うまく付き合っていくほかありません。

たとえば、移動には自転車を使う、普段できるだけ前かがみの姿勢を取り、反りかえるような動作をしない、手押し車やつえを使って歩く・・・といった工夫をすることで、腰椎すべり症と付き合っている人も大勢います。