腰椎すべり症の痛みの原因

腰椎すべり症の痛みの原因は、主に2つあります。

腰椎すべり症は、腰椎が前方に滑って歪んでいる状態をいいますが、この状態になると、本来の位置にない腰椎が、ヘルニアのように、脊髄の神経を圧迫することになります。これが痛みの原因です。

また、腰椎が前方に滑ったことで、腰全体のバランスが崩れます。すると、腰の筋肉が均等に働かずに、どこかの部分だけにより大きな負荷がかかる状態が続くことになり、これが痛みとなって表れるのです。

つまり、腰椎すべり症で痛みを感じる原因は、上記の2種類があるということになります。

腰椎すべり症による痛みは、一般的に、重くだるい痛み、しびれるような痛み、といった比較的緩やかな痛感です。刺すような、我慢できないような痛みは、普通ありません。しかし、それが治療を遅らせる要因ともなっているのです。