腰椎すべり症の症状・原因・治療・手術・対策のTOPに戻る


腰椎すべり症のコルセット

腰椎すべり症とコルセット

腰椎すべり症で腰の痛みに悩みながらも、それでも仕事はしなければならない、家事をやらなければならない、という人にとって、コルセットはとても便利であり、また重要な装具です。

付けたことがなくても見たことはあるでしょうが、腰痛に使用するコルセットは、腰回りを包み込むようにして装着します。このことにより、腹圧が上昇し、また腹壁が固まった状態になるので、ちょうど、腰回りの筋肉に力を込めた時の状態になります。

すると、すべった腰椎によって圧迫されていた脊髄への負担が軽減され、痛みもやわらいできます。

腰椎すべり症の場合、コルセットは、通常、背中側から当てがうように装着します。つまり、腰椎の下のほうから上に持ち上げる格好になります。これによって、上記のような効果をもたらすのです。

いうまでもなく、コルセット装着は、一時的に痛みから解放される手段に過ぎません。コルセットで腰椎すべり症が完治することはあり得ません。ですから、コルセットなしでも家事や仕事ができるような治療を、通院あるいは自助努力によって継続する必要があることは言うまでもありません。