貸金業務取扱主任者試験の難易度

貸金業務取扱主任者試験の難易度について。

一般的に、新たに国家資格となる資格の試験は、難易度がそれほど高くないのが通例です。とりわけ、初年度の難易度は高くないのです。

初年度以降の難易度は、その資格に対してどれだけ人気が集中するか、その資格の需要がどれだけ高まるか、といった要因によって変わってくるでしょう。しかし、初年度に関しては、難易度は低いはずです。

というのも、理由があります。貸金業務取扱主任者の場合、今後は「義務化」されるので、貸金業を営む事業所では、法に定められた人数に一人（従業員50人に1人）は貸金業務取扱主任者を置かなければなりません。努力義務ではなく、強制的に。

そうなると、まずは一定数の資格取得者がいてくれなくては、貸金業者たちは営業できない状態になってしまいます。これでは社会が混乱します。そこで、まずはある程度の数を確保するために、初年度の資格試験というのは、必然的に、難易度が低くなる傾向にあるわけです。