農協(農業協同組合)の予定利率変動型年金保険の税制適格特約とは?

農協(農業協同組合)の予定利率変動型年金保険(定期年金・終身年金)には、税制適格特約を付加することができます.

税制適格特約をつけることで、かけ金の一定額を一般の生命保険のかけ金とは別の枠で所得税の控除が受けられ、所得税と住民税の負担を軽減できます.

農協(農業協同組合)の税制適格特約を付加する場合は、次の要件を満たす必要があります.

(1)年金受取人は被保険者で、かつ、次のいずれかの人でなければなりません.

 @ 保険契約者

 A 保険契約者の配偶者

 B 保険契約者が法人である場合は、かけ金を負担する従業員等

  ※ なお、年金受取人を変更することは不可です.

(2)かけ金の払込期間が10年以上であること.

(3)定期年金の場合は、上記の要件に加え、下記の要件も満たす必要があります.

 @ 年金支払期間は、10年または15年

 A 年金支払開始年齢は、60歳・65歳・70歳のいずれか

 

農協(農業協同組合)の年金保険では、かけ金を一時払いする制度がありますが、かけ金を一時払いにした契約には、税制適格特約を併せて付加することはできません.

農協(農業協同組合)の終身年金の場合は、定期年金とは一部取あつかいがことなります.