にんにくとは

にんにくの原産地は、中央アジアと言われています。

にんにくは古来より世界中で食されていて、それは、料理の味を引き立てるという側面もあったかもしれませんが、おそらく、滋養強壮や疲労回復に効果があることを、経験的に知っていたからではないでしょうか。

古代エジプトでは、すでに紀元前3200年頃に栽培がおこなわれていたそうです。栽培までするからには、やはり、にんにくの持つ様々なパワー、効果、効用を身をもって経験していたからでしょう。

日本には、8世紀に中国から伝わったと言われていますが、その後トントン拍子に日本全国に広まった・・・ということではないようです。というのも、たとえば、江戸時代ですが、なぜか武士や公家たちは、にんにくを敬遠していたらしいのです。

容易に推測できるのは、にんにくのもつニオイ成分が原因ではないか、ということですが、よくわかりません。

実際のところ、日本では、お隣の韓国などと比べると、食生活の中でにんにくを日常的に利用するようになったのは、比較的最近のことではないでしょうか。

ただし、日常的に食することはなかったかもしれませんが、にんにくの持つ滋養強壮作用や疲労回復の効用などは、古くから知られていて、そのため、「くすり」としての利用は、昔からあったと言えそうです。

そうしたにんにく利用の延長線上に、にんにく注射があるということになりますね。