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逆流性食道炎と食事

逆流性食道炎を改善するためには、食事が大きなウェートを占めています。いくら毎日H2ブロッカー等の薬を飲んでいても、食事が以前のままでは、決して快方には向かわないでしょう。

どんな食事が逆流性食道炎に必要かというと、これはあまり驚くようなものではなく、一般的に健康に良いとされているメニューに行き着きます。

まず、食事内容そのものより、暴飲暴食をしないことです。食べ過ぎ飲み過ぎは、胃酸の分泌を過剰にさせます。これが身体にいいわけはなく、すでに逆流性食道炎になっている人やなりつつある人にとって、まったくの暴挙であることは言うまでもありません。

それから、てんぷらや唐揚げ等の脂肪の多い食べ物は、当然、控え目にすべきです。肉類もよくありません。脂肪の少ない鶏肉なら少しはいい、という程度です。

その他のメニューも、野菜中心の食事がよく、昔の日本の食卓をかざってきた品々をイメージすると、それがほぼ理想的な食事内容になります。

上記の肉や揚げ物などは、食べてはいけないということではなく、食べ過ぎてはいけない、控え目にすべき、という意味ですが、下記の品々も同じです。食べることはいいけれど、これまでよりもずっと控え目にすべきです。

・トウガラシ、コショウなどの香辛料
・ミカン、オレンジなどの柑橘類
・ケーキやおまんじゅうなどの甘いお菓子
・サイダー、コーラなどの炭酸飲料
・コーヒー、紅茶
・塩分
アルコール

アルコールだけ太字にしたりして、酒好きの人にはイヤミのようですが、アルコールは食道と胃の間の<弁>を緩める働きがあります。その結果、胃酸や胆汁が食道に逆流しやすくなるからです。

いずれにしても、食生活というのは一番基本になる生活習慣なので、変えるのは大変ですが、逆に言うと、いったん変えてしまうと、それが「習慣」になって、やがて当たり前のことになるので、大きな努力感が伴うのは最初だけ、ということを覚えておいてください。禁煙と一緒です。がんばって。

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