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逆流性食道炎と慢性膵炎・胆嚢炎

胸焼け、吐き気、喉の詰まり等の逆流性食道炎の症状から、とりあえず「逆流性食道炎」という診断を下されることがありますが、実際には、慢性膵炎や胆嚢炎であるケースも多々あるようです。

たとえば、一般的に、病名がよくわからない時に、とりあえず「自律神経失調症」と診断するのは、医療界では珍しいことではないようです。これと同様に、のどや食道に関して、患者から何らかの愁訴がなされた場合など、医師として、とりあえず、「逆流性食道炎」と診断名を下すことも、それほど稀なことではないようです。

具体的には、胸を中心として、吐き気や痛みがあり、念のために胃カメラで検査したところ、特に異常がないというケースでは、もちろん、食道や胃、十二指腸の疾患である可能性は捨てきれませんが、その他の臓器の病気である可能性もあります。

その代表的なものが、慢性膵炎と胆嚢炎です。これらはとても発見しにくい病気として有名なので、なかなか突き止められないことが多いのですが、これらを正確に診断するには、同じ消化器科でも、膵臓が専門の医師、胆嚢が専門の医師に診断してもらうのがベストでしょう(胃が得意の先生が多いのが現実)。

逆流性食道炎と慢性膵炎・胆嚢炎とは、とても症状が似通っているので、上記のような誤診が多いわけですが、ある程度自分で見分ける方法として、下のような方法があります。

家族の誰かに背中を叩いてもらう。拳で背中全面を順番に叩いていくわけです。その結果、背中の表面ではなく、明らかに内部の臓器に痛みを感じる場所があった場合、その場所が背中の中心あたりなら、十二指腸・胃・膵臓に問題がありそうです。もしも左側に痛みがあれば、膵臓に問題が、右側なら胆嚢に問題がありそうです(膵臓は、左と中心にまたがっている)。参考にしてみてください。

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