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逆流性食道炎とバレット食道

逆流性食道炎の合併症として知られているのがバレット食道と呼ばれるものです。この合併症を治療しないで放置すると、高い確率で食道がんになります。

バレット食道とは、食道腺がんの前がん症状(前触れ)と考えられています。この合併症は、欧米に多くみられ、日本やアジアには少ないことが知られています。

欧米においては、バレット食道から進行した食道がんは、全食道がんの5割前後を占めると言われています。

そもそも逆流性食道炎そのものが、アジアよりも欧米に多いのですが、実は、欧米に住むアジア系民族の罹患率は少ないのです。つまり、地域差というよりも民族差が問題のようなのです。

すなわち、欧米人は、遺伝的に、下部括約筋の圧力が低いと言われています。下部括約筋とは、食道と胃の間で「弁」のような役目を果たす筋肉です。したがって、この筋肉が弱いと、胃酸が食道に逆流しやすいのです。だから、この筋肉が弱い欧米人に、逆流性食道炎が多いのです(食事の傾向もありますが)。

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